⾼齢者の方が安⼼して安全に働くことができるよう創設された補助金として、エイジフレンドリー補助金というものがあります。エイジフレンドリー補助金は、中小企業事業者による職場環境の改善等の安全衛生対策の実施に対し補助を行うものです。
医療介護福祉に関する業態、娯楽業・飲⾷店などの接客業・サービス業等では、高齢者の方が就労する際にサービスの利⽤者等と密に接することがあります。そういった業務での新型コロナウイルスへの感染を防⽌するための設備や作業の改善も重要となっており、コロナ対策の設備を整えた場合にも補助が出る場合があります。
対象となる事業者は、労働保険に加入している中小企業で、高年齢労働者(60歳以上)を常時1名以上雇用していることが最低条件となります。
対象となる取り組みは、働く高齢者の方を対象として職場環境を改善するための以下の対策に要した費用を補助対象としています。
- 身体機能の低下を補う設備・装置の導入
- 働く高齢者の健康や体力の状況の把握等
- 高年齢労働者の特性に配慮した安全衛生教育
- その他、働く高齢者のための職場環境の改善対策
また、新型コロナウイルスの感染防止を図りつつ高齢者の方が安心して働くことができるよう、サービス等の利用者や同僚との接触を減らす対策も補助対象としています。
エイジフレンドリー補助金の令和3年度の申請受付・お問い合わせは「一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会」が行っております。
制度の詳細については、以下のサイトをご確認ください。
「令和3年度エイジフレンドリー補助金」案内ページ
https://www.jashcon-age.or.jp/
補助金および助成金については、毎年改定が行われ、常に最新の情報に合わせて行動する必要があります。また、支給の決定もケースバイケースで変化しますので、取り組めば必ずもらえるというものではありませんので注意が必要です。
当事務所では、助成金・補助金についてのご相談、提出代行を承っておりますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。